20FEET_コンテナ_MIKAN(未完)HOUSEの原型モデル

A partially built wooden structure with black-framed glass panels, outdoors on a gravel lot; two workers cut lumber.
目次

20FEETX1_原型モデル_001
このモデルの特徴を解説します。このモデルは鋼製でも木造コンテナでも可能です

20FEET_HiCubeの居住型原型MODEL。これを原型に色々と変更を加えることが可能です。
20FEET_HiCubeの居住型原型MODEL。これを原型に色々と変更を加えることが可能です。

上記と同じですがPDF図面 A3でSCALE=1/30 ダウンロードできます

この20FEET_1台+DECKの原型モデルは、「小さな建築を、暮らしの最小単位としてどう成立させるか」という問いに対する、とてもわかりやすい答えになっています。20FEETコンテナ1台だけで完結させると、どうしても内部は細長く、機能を詰め込んだ“寝るための箱”になりがちです。しかしこのモデルは、そこに大きなデッキを加えることで、建築の重心を一気に外へ開いています。室内はコンパクトに、外部はおおらかに。この割り切りが非常にいい。

内部には、ユニットバス、トイレ、ミニキッチン、ソファベッド、ベッドが整理されており、宿泊・二拠点生活・趣味の小屋・小さな仕事場として必要な機能はきちんと入っています。特に水回りを片側にまとめている点は現実的で、給排水や設備配管の計画がしやすく、施工面でもコストコントロールがしやすい構成です。コンテナ建築は見た目の面白さだけで語られがちですが、実際にはこうした設備のまとめ方がとても重要です。ここが整っていないと、ロマンはあっても建築としては弱い。このモデルは、そのあたりを堅実に押さえています。

一方で、このモデルの主役は室内だけではありません。むしろデッキがもう一つのリビングです。朝は外でコーヒーを飲み、昼は椅子を出して仕事をし、夕方は風を受けながら食事をする。小さな20FEETコンテナが、デッキによって生活の広がりを得る。これは「面積を増やす」というより、「時間の使い方を増やす」設計です。建築の豊かさは、床面積だけでは決まりません。どこで座るか、どこで風を感じるか、どこに影が落ちるか。そういう小さな居場所の積み重ねが、建築を生きた場所にしていきます。

また、高床式の雰囲気もこのモデルの大きな魅力です。地面から少し浮くことで、湿気対策や床下換気の面でも意味があり、見た目にも軽やかになります。特に房総、沖縄、離島、山間部、海沿いの敷地では、この“浮いた感じ”がよく似合います。コンテナが地面にベタッと置かれるのではなく、少し宙に浮かび、デッキと一体になって風景の中に立つ。これだけで、単なる小屋ではなく、小さなリゾートの気配が出てきます。

この原型モデルは、完成品をただ買うためのモデルというより、「ここから自分の暮らしを編集するための原型」として見るのが面白いと思います。外壁色、デッキの広さ、手すり、屋根、目隠し、家具、照明、サイン計画によって、宿泊施設にも、アトリエにも、週末住宅にも、小さな店舗にも変化できる。20FEET_1台というミニマムな構成だからこそ、敷地にも予算にも入りやすく、最初の一棟として扱いやすい。小さいけれど、可能性は小さくない。むしろこのサイズだからこそ、コンテナ建築のロケンロールな自由さがよく見えるモデルです。

20FEETX1台の原型モデル_002
20FEETX1台をさらに法的面積を削り9.9m2に切り詰めた原型モデル

Composite image: architectural blueprint layout of a modular unit with a dark exterior, plus a bottom-left photo of a small modern building exterior with Japanese text and measurements.

この9.9㎡コンテナハウス原型モデルは、IMCAらしい「小さくても建築である」という思想が、かなり濃く出ているモデルです。20FEETコンテナの中に、ただ機能を詰め込むのではなく、寝る、くつろぐ、洗う、外に出る、眺める、という生活の動作を一つの小さな宇宙としてまとめています。まさに「20FEET_ALL in ONE」という名前の通り、最小限の箱の中に、暮らしの骨格を全部入れた原型です。

平面を見ると、左側に水まわりを寄せ、シャワー・トイレ・洗面機能をコンパクトにまとめています。これはとても現実的です。小さな建築では、設備が散らばると一気に施工が難しくなり、コストも上がります。水まわりを片側に集約することで、配管計画、メンテナンス、セルフビルド時の理解のしやすさが大きく向上します。小さい建築ほど、自由に見えて、実は整理の力がものを言う。このモデルはそこをよく押さえています。

中央にはリビングとソファベッド、TVスペースが入り、上部にはロフトベッドが設定されています。床面積9.9㎡という数字だけを見ると「狭い」と感じるかもしれません。しかし、縦方向を使い、座る場所、寝る場所、収納の場所を立体的に分けることで、単なるワンルームではなく、生活の層が生まれています。床だけで考えない。高さを使う。これはコンテナ建築の重要な作法です。

さらに面白いのが、アウトドアデッキの存在です。このモデルでは、室内だけで完結させず、外部空間を生活の一部として取り込んでいます。椅子を置き、テントを伸ばし、風を受ける。室内9.9㎡に対して、外部のデッキが加わることで、体感的な広さは一気に変わります。建築は壁の内側だけではありません。むしろ小さな建築では、外の空気をどう味方につけるかが勝負になります。

外観は黒いコンテナの強い輪郭を残しながら、デッキや開口部によって、人が過ごす柔らかさを加えています。工業製品としての強さと、暮らしの小さな温度。その対比がいい。これは単なる「小屋」ではなく、ミニマムな宿泊ユニット、週末の基地、趣味の部屋、セルフビルドの初号機として十分に物語を持てるモデルです。

そして9.9㎡という数字にも意味があります。もちろん法規上の扱いは敷地条件や地域、用途によって確認が必要ですが、10㎡未満というサイズ感は、日本の小規模建築において非常に象徴的です。大きな建築を小さくしたのではなく、小さいからこそ成立する建築。最小限の空間に、設備、寝床、居場所、外部デッキ、そして少しの遊び心まで入れる。これはコンテナ建築のロケンロールな入口として、とても魅力的な原型モデルだと思います。

このタイプも「鋼製コンテナ」「木造コンテナ」どちらでの展開も可能です。

下は上記のPDF版です。ダウンロードすることができます。

20FEET_LAYDOWN(横倒し型)の居住用(このタイプは現地仕上げ)0

LAYDOWN型20FEETコンテナというタイプが当社のオリジナルコンテナとして作ることが出来ます。
ハイキューブのコンテナを「縦横」を入れ替えた寸法体系になっています。
そのため寸法体系がW2896_L6058_H2438と横幅が増えて高さが低くなっています。
PLAN的には1台で考える時はとてもプランニングがしやすいタイプです。
運ぶ時には普通の方向で運びますが、設置するときに横倒しにします。
それゆえ、「設置先での内装工事」になりますのでYARDでは仕上げられません。
ご自分の敷地で仕上げたい方にはおすすめのプロポーションのコンテナです。

Detailed floor plan of a 20‑ft steel container house with living room, bedrooms, kitchen, bath, and outdoor deck.

上記と同じ図面ですがPDF図面をダウンロードすることが出来ます。
ダウンロードは下の「ダウンロード」ボタンをクリックしてください。
高床式でなくても可能です。

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kazuhiko_oya
MIKAN HOUSE hero banner: a dark left panel with Japanese headline and an orange call-to-action button, beside a modern wooden container house with glass doors on the right.
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