株式会社IMCA_現代コンテナ建築研究所について
MIKAN HOUSEは、建築確認申請に対応したセルフビルド型コンテナハウスです。構造、法規、基礎、設備などプロが担う部分と、自分で仕上げる余白を整理し、IMCAのコンテナ建築ノウハウをもとに安心して進められる体制を紹介します。
MIKAN(未完)HOUSEは、完成品として押しつける住宅ではありません。建築として必要な骨格、安全性、確認申請、基礎、構造、設備の考え方をプロが整理し、そのうえで、住み手が自分の手で仕上げ、暮らしながら育てていくためのセルフビルド型コンテナハウスです。
「未完」とは、不足しているという意味ではありません。むしろ、住み手の手が入る余白を残しているということです。家を買うのではなく、家づくりに参加する。完成された商品を受け取るのではなく、自分の暮らしに合わせて少しずつ仕上げていく。MIKAN(未完)HOUSEは、そのための小さな建築システムです。
このMIKAN(未完)HOUSEを支えているのが、株式会社IMCA 現代コンテナ建築研究所の長年にわたるコンテナ建築の経験です。コンテナを単なる箱としてではなく、建築基準法に適合する建築として扱うために、構造、法規、製造、施工、確認申請、セルフビルド支援を横断して研究と実務を重ねてきました。
MIKAN(未完)HOUSEは、ただのDIY小屋ではありません
セルフビルドという言葉には、自由で楽しい響きがあります。しかし、建築には責任があります。人が住む場所、人が働く場所、人が集まる場所である以上、構造、安全性、雨仕舞、断熱、防水、基礎、設備、確認申請といった要素を無視することはできません。
MIKAN(未完)HOUSEは、自由なDIYを否定するものではありません。むしろ、DIYの楽しさを守るために、プロが担うべき部分と、住み手が参加できる部分を分けて考えます。構造、法規、確認申請、安全性に関わる部分は専門家が整理し、内装や仕上げ、暮らしの表情をつくる部分には住み手が参加する。その分担があるからこそ、セルフビルドは安心して進められます。
MIKAN(未完)HOUSEが目指しているのは、危険な自己責任のDIYではありません。建築としての責任を土台にした、参加型の家づくりです。
IMCAがMIKAN(未完)HOUSEをつくる理由
IMCAは、長年にわたりコンテナ建築に取り組んできました。住宅、店舗、宿泊施設、オフィス、カフェ、ワイナリー、離島建築、狭小地での建築など、さまざまな条件の中で、コンテナを建築として成立させる仕事を続けてきました。
その中で見えてきたのは、コンテナ建築には「自由」と「責任」の両方が必要だということです。コンテナは、規格化された工業製品の強さを持っています。移動できる。運べる。組み合わせられる。小さく始められる。その一方で、建築として使うためには、法規、構造、基礎、設備、断熱、防水、搬入、施工を正しく整理しなければなりません。
MIKAN(未完)HOUSEは、この経験から生まれました。小さな建築を、もっと自由に。けれど、無責任にはしない。自分で仕上げる喜びを残しながら、建築としての安全性と申請の道筋を確保する。そのための仕組みが、MIKAN(未完)HOUSEです。
個人の思想から、会社の仕組みへ
MIKAN(未完)HOUSEの背景には、コンテナという工業製品に建築の可能性を見出し、長年にわたり建築用コンテナの研究と実務を重ねてきたIMCAの思想があります。コンテナの規格性、可搬性、構造性、物流との相性。そのすべてを、建築としてどう活かすかを考え続けてきました。
MIKAN(未完)HOUSEの考え方も、その延長線上にあります。完成品をただ消費するのではなく、住み手が建築に参加すること。家を所有物としてだけでなく、自分の手と時間が入った場所として育てていくこと。未完であることを、不足ではなく自由の入口として捉えること。
その思想は、特定の個人の感性だけにとどまるものではありません。現在では、IMCAという会社の技術体系、設計判断、製造管理、セルフビルド支援の中に組み込まれています。MIKAN(未完)HOUSEは、個人の発想から始まり、会社として提供できる建築システムへと育ってきたものです。
建築確認申請付きセルフビルドという考え方
MIKAN(未完)HOUSEの大きな特徴は、「建築確認申請付きセルフビルド」という考え方です。これは、自由に作ってよいという意味ではありません。むしろ逆です。建築として必要な手続きを踏み、確認申請に対応できる計画を前提にしたうえで、住み手が参加できる余白を残すという考え方です。
建築確認申請では、構造、用途、敷地条件、基礎、配置、設備、防火、法規などが問われます。セルフビルドだからといって、これらを省略することはできません。MIKAN(未完)HOUSEでは、プロが責任を持つべき部分を整理し、申請や安全性に関わる部分を計画に組み込んだうえで、住み手が仕上げに参加できる仕組みを考えます。
この考え方によって、MIKAN(未完)HOUSEは「自分で作る楽しさ」と「建築としての安心」を両立しようとしています。
プロが担う部分と、住み手が参加できる部分
セルフビルドで最も大切なのは、どこまで自分でやり、どこからプロに任せるかを明確にすることです。すべてを自分でやろうとすると、品質、安全性、法規、工程管理に無理が出ることがあります。一方で、すべてをプロに任せてしまうと、セルフビルドの魅力である「自分の手で家を育てる感覚」が失われます。
MIKAN(未完)HOUSEでは、構造、基礎、確認申請、主要な防水、設備の重要部分など、安全性や法規に関わる部分はプロが中心になって整理します。一方で、内装仕上げ、塗装、造作、棚づくり、外構の一部、暮らしに合わせた細かな調整などは、住み手が関わる余地があります。
この分担を最初に整理することで、セルフビルドは単なる作業ではなく、建築に参加する体験になります。自分で手を動かした部分は、暮らしの記憶になります。家は買ったものではなく、自分で育てた場所になっていきます。
木造コンテナとMIKAN(未完)HOUSEの相性
MIKAN(未完)HOUSEでは、木造コンテナの可能性を重視しています。木造コンテナは、コンテナサイズの規格性を持ちながら、木の加工性、断熱性、内装との相性、セルフビルドへの参加しやすさを備えています。
木は、人の手に近い素材です。切る、塗る、留める、磨く、棚をつくる、壁を仕上げる。住み手が関われる余地が多くあります。そのため、木造コンテナは、未完で渡し、自分で仕上げていくMIKAN(未完)HOUSEの思想と相性がよい素材です。
一方で、木造であっても建築としての責任は変わりません。構造、基礎、耐久性、防水、断熱、設備、法規への適合を整理する必要があります。MIKAN(未完)HOUSEは、木の自由さと建築の責任をつなぐための仕組みです。
鋼製コンテナで培った経験も活かされています
MIKAN(未完)HOUSEは木造コンテナを中心に考えられることが多いですが、その背後にはIMCAが長年取り組んできた鋼製コンテナの経験もあります。鋼製コンテナには、鉄の強さ、構造的な明快さ、工業製品としての輪郭、輸送や設置に関するノウハウがあります。
鋼製コンテナで培った製造精度、搬入計画、基礎との接続、外皮性能、防水、防錆、現場施工の考え方は、木造コンテナやMIKAN(未完)HOUSEにも活かされています。素材は違っても、コンテナ建築として考えるべき本質は共通しています。
MIKAN(未完)HOUSEは、単に木造の小屋を売るものではありません。コンテナ建築を長く研究してきたIMCAの経験を、セルフビルドという新しい入口に変換したものです。
YARDという中間領域
MIKAN(未完)HOUSEの大切な考え方に、YARDがあります。YARDは、工場と現場の中間にある場所です。すべてを現場で作るのではなく、できる部分はあらかじめ整え、必要な部分を住み手が参加しながら仕上げていく。そうすることで、品質と自由度の両方を確保しやすくなります。
現場施工は、天候、職人の手配、搬入条件、近隣環境、工程管理など、多くの不確定要素を抱えています。YARDで一定の作業を行うことで、施工の負担を減らし、品質を安定させ、セルフビルドへの参加もしやすくなります。
MIKAN(未完)HOUSEにとってYARDは、ただの作業場所ではありません。住み手が建築に関わるための入口であり、IMCAのノウハウを体験できる場所です。未完の建築が、少しずつ自分の場所になっていく。その始まりがYARDにあります。
小さく始める建築の可能性
MIKAN(未完)HOUSEは、大きな住宅ローンを前提とした家づくりとは違う考え方を持っています。小さく始める。必要な分だけ作る。暮らしながら整える。自分の手で関わる。これからの住まいや仕事場には、そうした柔らかい選択肢が必要だと考えています。
小さな家、週末の拠点、テレワーク用の小さなオフィス、田舎暮らしの入口、趣味の工房、離島や山間部での拠点、将来の店舗の原型。MIKAN(未完)HOUSEは、そうした使い方と相性があります。
コンテナサイズの建築は、制約のある建築です。しかし、その制約は弱点ではありません。小さいからこそ、考え抜く。規格があるからこそ、工夫する。未完だからこそ、住み手の手が入る。MIKAN(未完)HOUSEは、小さな建築の中に、大きな自由を見つけるための仕組みです。
IMCAは、MIKAN(未完)HOUSEを会社として支えます
MIKAN(未完)HOUSEは、特定の個人の感性だけで動くプロジェクトではありません。IMCAがこれまで蓄積してきたコンテナ建築の経験、確認申請の考え方、製造管理、施工支援、セルフビルドの安全管理をもとに、会社として支える仕組みです。
大切なのは、個人の感性を失うことではなく、その感性を会社の知識と技術に変えていくことです。コンテナ建築の思想を、組織の判断にする。自由な建築の魅力を、安心して選べる商品と仕組みにする。MIKAN(未完)HOUSEは、そのための取り組みでもあります。
MIKAN(未完)HOUSEは、未完の家です。しかし、それを支える体制は、未完成であってはなりません。自由のために、構造がある。参加のために、責任がある。自分で仕上げるために、プロの支えがある。IMCAは、その考え方でMIKAN(未完)HOUSEをつくっています。
はじめてMIKAN(未完)HOUSEを検討される方へ
MIKAN(未完)HOUSEに興味を持った方は、まず「どんな暮らしをしたいか」から考えてみてください。土地があるかどうか、予算が決まっているかどうか、まだ具体的な計画になっているかどうかは、最初の段階では完全でなくても構いません。
週末の小さな家にしたいのか。田舎暮らしの拠点にしたいのか。テレワークの仕事場にしたいのか。小さな店舗や工房にしたいのか。将来の住まいの第一歩にしたいのか。目的によって、必要な大きさ、仕様、法規、予算、セルフビルドの範囲が変わります。
MIKAN(未完)HOUSEは、完成品を選ぶだけの家ではありません。自分の暮らし方を考え、自分の手で関わり、少しずつ育てる建築です。まずは、あなたの計画の入口を聞かせてください。
よくある質問
MIKAN(未完)HOUSEとは何ですか?
MIKAN(未完)HOUSEは、建築確認申請に対応することを前提にしたセルフビルド型コンテナハウスです。プロが構造、法規、基礎、設備などの重要部分を整理し、住み手が内装や仕上げに参加できる余白を残した建築です。
なぜ「未完」なのですか?
未完とは、不足しているという意味ではありません。住み手が自分の手で仕上げ、暮らしながら育てていくための余白を残しているという意味です。完成品を受け取るだけではなく、家づくりに参加することを大切にしています。
セルフビルドで何でも自分でできますか?
何でも自分で行うわけではありません。構造、安全性、確認申請、基礎、主要な設備、防水など、専門性と責任が必要な部分はプロが担います。住み手が関われる部分は、内装仕上げ、塗装、造作、棚づくり、外構の一部など、計画ごとに整理します。
建築確認申請は必要ですか?
住宅や店舗、事務所などとして使う場合、建築物として確認申請が必要になるケースが多くあります。MIKAN HOUSEでは、最初から確認申請を前提に計画を整理することを重視しています。
木造コンテナと普通の木造住宅は何が違いますか?
木造コンテナは、コンテナサイズの規格性、搬送性、ユニット性を持ちながら、木造の加工性や居住性を活かす建築です。普通の木造住宅よりも、運ぶ、組み立てる、YARDで仕上げる、セルフビルドに参加するという考え方と相性があります。
土地がまだ決まっていなくても相談できますか?
はい。土地が決まっていない段階でも相談できます。敷地条件、用途地域、搬入条件、法規、予算によって計画は大きく変わるため、早い段階で相談いただくことで、無理のない方向を整理しやすくなります。
小さな店舗や工房にも使えますか?
はい。MIKAN(未完)HOUSEの考え方は、住宅だけでなく、小さな店舗、工房、テレワークオフィス、週末拠点などにも応用できます。ただし、用途によって必要な法規、設備、消防、保健所対応などが変わるため、計画初期に整理することが大切です。
ご相談について
MIKAN(未完)HOUSE、木造コンテナ、セルフビルド型コンテナハウス、田舎暮らしの小さな家、週末拠点、テレワークオフィス、小さな店舗や工房に関するご相談は、お問い合わせフォームよりお送りください。まだ計画が固まっていない段階でも、暮らし方や使い方から一緒に整理いたします。
コンテナ建築という現在
物流の箱の中に、建築の未来の入口を見る。
いま私が向き合っているコンテナ建築も、その延長線上にあります。コンテナは、ただの箱ではありません。物流の論理を持ち、寸法の明快さを持ち、工業化された骨格を持っています。出自は徹底して現実的で、工業的です。
けれど私は、その現実の硬さの中にこそ、建築の未来の入口があると感じてきました。合理性の中に美しさを、工業性の中に感情を、輸送の論理の中に人が生きる場所の詩を見いだしたい。そう思ってきました。
コンテナを単なる流用物として扱うのではなく、建築としてきちんと成立させること。構造を考え、使い方を考え、場所性を考え、そこに人の意思が宿るようにすること。それが、自分にとってのコンテナ建築です。
そしてコンテナ建築は、単なる特殊建築ではなく、モジュラー建築の未来でもあると感じています。組み合わせること、展開すること、更新すること、運ぶこと。その工業的な論理を引き受けながら、なお建築として美しくあること。その挑戦の中に、自分はずっと立っていま
その人の意思が宿る場所をつくる
住まいでも、店でも、工房でも、ただの箱では終わらせない。
わたくしどもがつくりたいのは、珍しい建物ではありません。住まいであれ、cafeであれ、工房であれ、ショップであれ、その人の意思が宿る場所です。ただ機能を満たすだけの箱ではなく、使う人の感覚や時間や人生が少しずつ染み込んでいく拠点です。
建築は、本来もっと自由でいい。もっと工業的であっていいし、もっと詩的であってもいい。もっと合理的でいいし、もっと人間くさくてもいい。私は、その両方をあきらめたくありません。
工業性と芸術性、合理性と詩性。その少し離れて見えるものたちを、建築の中で結び直すこと。それが、いまの私の仕事の根っこにあります。そしてコンテナ建築は、そのためのとても強い方法のひとつだと思っています。
これが、わたくしどもが建築に向かう理由です。
当社を支えるスタッフと外部パートナー
代表取締役 大屋和彦 九州大学 芸術工学部卒 早稲田大学芸術学校 建築都市設計科中退
コンテナ建築の研究家、日本の建築基準法をクリアする建築用コンテナを開発した草分け
取締役 長南英明 ハワイ大学卒
コンテナ建築に関する「施工」分野の草分け

建築士 田中稔 管理建築士
九州大学芸術工学部卒
建築の歴史学にも詳しく、建築の歴史的話を面白く語ってくれるのは特技の一つ。
日頃は福岡市で設計業務。関東にもたびたび出没。

取締役 建築施工管理技士
長南英明 ハワイ大学卒
かなり昔はサーファー。日本のコンテナ建築の施工管理の監督としては最長の経験を持つ「鬼軍曹」。全国の現場に赴きます。

一級建築士 井口貴史
芝浦工業大学 建築学部 建築学科 建築学専攻 修了 建築学修士
磯崎新事務所 複数の海外勤務を経て現在に至る。日常は東京にて設計活動。

デザイナー平井守 九州大学 芸術工学部 芸術工学士
インテリアデザイン、船のデザイン、サインデザインなどの細かな部分のデザインもこなす。福岡市にて仕事をしています。

劉 鋒 Liu Feng 構造家
東京大学工学部研究科 建築学修了 M.Sc 東京大学生産技術研究所を経て多方面にわたり活躍中。 中国・日本・タイで世界を股にかけて活躍中。日本語堪能、中国語当たり前、タイ語もOK。東京。

古宇利島の狂人
九州大学 芸術工学部
究極のスーパー_デザイナーです。空間造形、インテリアデザイン、グラフィックデザイン、間違いなく「狂人」レベルです。普段は古宇利島で仕事をしています。

一級建築士 塚原 信行
工学院大学卒、ニューヨークの設計事務所で修行。自身のお仕事はもちろんですが、当社の仕事もこなしています。ニューヨークが長かったので、英語も堪能。東京。

SUJIE アーティスト
WEB、広報担当、デザイナー、イベント企画など。
instagramには時々出てきます。ここのコーナーの油絵風写真は彼女が作りました。

建築士 喜屋武 幸治
琉球大学 建築学科卒
卒業後台湾に渡り建築設計を行う。現在は沖縄那覇で設計業務。台湾生活は10年以上、したがって中国語はネイティブなみです。当社の沖縄担当。
顧問弁護士
秋葉原総合法律事務所
弁護士 根岸 圭佑
会計事務所
NMC税理士事務所

日本の構造界を背負う巨人
高橋 治_東京理科大教授
当社のコンテナ建築の構造を一手に引き受け、安心安全の構造体を守る守護神の役目です。

木造コンテナの供給元
木造ですがラーメン構造体になっています。構造開発は「高橋治教授」
次に読むページ
工業性と芸術性、その少し離れて見えるものたちを、建築の中で結び直すこと。そこに、わたくしどもの仕事の原点があります。

未完のまま始め、育てていく建築の思想を見る。
原型モデルとは

ご相談について
住まいでも、cafeでも、工房でも、ショップでも。立ち上げたい場所のかたちは人それぞれです。まだ何を選べばいいかわからなくても大丈夫です。まずは、どんな場所を思い描いているのかからご相談ください。
