MIKAN(未完)HOUSE 原型モデル 20FEET×3台|42㎡の木造コンテナ・タイニーハウス

Wooden-tiny-house on a deck in a forest, with large 'MIKAN HOUSE' title and '20FEET × 3' overlay text across the left side.

MIKAN(未完)HOUSEの20FEET×3台原型モデルは、約42㎡の木造コンテナ・タイニーハウス。20FEET×1台・2台との違い、セルフビルド、二拠点生活、住宅・店舗・宿泊施設への活用を解説します。

MIKAN(未完)HOUSEの原型モデル「20FEET×3台」は、20フィートサイズの木造コンテナユニットを3台組み合わせてつくる、約42㎡のタイニーハウス型住宅モデルです。20FEET×1台の小さな基地性、20FEET×2台のタイニーハウス性を受け継ぎながら、寝室、LDK、水まわり、収納、ワークスペース、デッキとのつながりを持たせやすいことが、この20FEET×3台モデルの大きな特徴です。MIKAN(未完)HOUSEは、完成品をただ買う住宅ではなく、建築確認や構造、安全性といった建築の根幹を押さえたうえで、内装や外構、家具、照明、デッキ、暮らし方を使い手が育てていく「未完の家」です。MIKAN(未完)HOUSEの基本思想については、まずMIKAN HOUSEとは|建築確認付きセルフビルドコンテナハウスの始め方をご覧ください。

この20FEET×3台モデルは、MIKAN(未完)HOUSEの中でも、小屋ではなく、しかし大きな住宅でもない、ちょうどよいサイズの木造コンテナ住宅として位置づけられます。二拠点生活の基地、週末住宅、平屋の小住宅、アトリエ付き住宅、親子二人の小さな住まい、夫婦二人のタイニーハウス、自然の中の別荘、小さな店舗や宿泊ユニットなどに向いた原型モデルです。MIKAN(未完)HOUSEにおける「原型モデル」という考え方全体については、MIKAN(未完)HOUSEの原型モデルとはで詳しく紹介しています。このページでは、その原型モデル群の中で、20FEET×3台モデルがどのような意味を持つのか、20FEET×1台や20FEET×2台との違い、そして他の原型モデルとの同一性について整理します。

目次

20FEET×3台モデルとは何か

MIKAN(未完)HOUSEの20FEET×3台モデルは、20フィートサイズのユニットを3台構成で計画する木造コンテナ建築の原型モデルです。おおよその床面積は約42㎡で、一般的な住宅と比べるとコンパクトですが、タイニーハウスや小住宅として考えるとかなり実用性の高い広さになります。42㎡という面積があることで、LDK、寝室、水まわり、収納、ワークスペース、デッキとの接続といった住宅に必要な要素を、無理なく整理しやすくなります。20FEET×1台モデルが「最小の基地」であり、20FEET×2台モデルが「ミニマムなタイニーハウス」だとすれば、20FEET×3台モデルは「実際に暮らしを受け止める小さな住宅」と言えます。20FEETという単位から考える原型モデル全体については、MIKAN(未完)HOUSE 原型モデル|20FEETから始めるセルフビルドコンテナハウスもあわせてご覧ください。

このモデルは、単にコンテナを3台並べるという意味ではありません。3台という構成になることで、空間に役割分担を持たせることができます。たとえば1台を寝室、1台をLDK、1台を水まわり・収納・ワークスペースとして考えることができます。また、3台を横に並べるだけでなく、L型やコの字型に近い配置にすることで、デッキや庭を抱き込むような構成も可能になります。つまり20FEET×3台モデルは、面積の足し算だけではなく、暮らしの関係性を設計できる原型モデルなのです。

20FEETX3台の原型モデル。
#image_title20FEETX3台の原型モデルのプラン例

原型モデルという考え方

MIKAN(未完)HOUSEにおける原型モデルとは、完成された住宅商品をそのまま売るための型ではありません。原型モデルとは、建築として成立するための構造、寸法、施工性、確認申請、設備計画、搬入計画を整理したうえで、使い手が自分の暮らしに合わせて育てていくための出発点です。つまり、MIKAN(未完)HOUSEの原型モデルは「完成品」ではなく「始まりの形」です。

未完という言葉は、未熟という意味ではありません。中途半端という意味でもありません。MIKAN(未完)HOUSEの未完とは、構造や安全性など建築として重要な部分をきちんと押さえたうえで、最後の表情や暮らしの仕上げを使い手に渡すという意味です。床の仕上げ、壁の色、棚の高さ、照明の位置、デッキの使い方、植栽、家具、カーテン、外構、看板、暮らしながらの改良。そうした部分に自分の意思と手を入れていくことで、家は本当の意味でその人のものになっていきます。この「未完とは何か」という基本思想は、MIKAN HOUSEとはのページにもつながる重要な考え方です。

20FEET×3台モデルは、この「未完の家」という思想を、もっとも住宅らしい形で体感しやすいモデルです。20FEET×1台では小屋や離れとしての印象が強く、20FEET×2台ではかなりミニマムな暮らしになりますが、20FEET×3台になると、暮らしの余白が生まれます。この余白こそが、住宅としての強さです。

20FEET×1台モデルとの違い

20FEET×1台モデルは、MIKAN(未完)HOUSEの中で最も小さな原型モデルです。書斎、趣味の部屋、アトリエ、小さな店舗、離れ、週末の基地、セルフビルドの第一歩として非常に魅力があります。20FEET×1台の強さは、小さいことです。小さいから土地に置きやすく、小さいから費用を抑えやすく、小さいからセルフビルドの実感を得やすい。小さな建築には、小さな建築にしかない鋭さがあります。

ただし、20FEET×1台で日常生活のすべてを受け止めるには、かなりの割り切りが必要です。寝る場所、食べる場所、収納、水まわり、仕事場をすべて1台の中に詰め込むと、どうしても空間の余裕は少なくなります。そのため20FEET×1台モデルは、住宅というよりも「目的を絞った小さな基地」として考えると非常に強いモデルです。

それに対して20FEET×3台モデルは、暮らしの場面を分けられます。寝る場所、くつろぐ場所、食べる場所、働く場所、しまう場所をある程度分節できるため、日常生活のストレスが少なくなります。これは大きな違いです。人間の暮らしには、単なる面積以上に「場面の切り替え」が必要です。朝の場所、夜の場所、ひとりになる場所、人を迎える場所、外を見る場所、こもる場所。20FEET×3台モデルは、この生活の切り替えを持てる最小クラスの木造コンテナ住宅です。

20FEET×2台モデルとの違い

20FEET×2台モデルは、MIKAN(未完)HOUSEにおけるタイニーハウスの基本形です。約29㎡前後の空間は、単身者の住まい、二拠点生活、週末住宅、小さな別荘、アトリエ付きの小住宅、小規模な宿泊ユニットとして非常に扱いやすいサイズです。20FEET×2台になると、1台では難しかった水まわりと居室の分離がしやすくなり、生活空間としての現実性が高まります。二拠点生活における20FEET 2台の考え方については、住まい・二拠点生活の基地としてのMIKAN(未完)HOUSEでも紹介しています。

しかし、20FEET×2台モデルは、まだかなり小さな家です。収納を増やしたい、寝室をきちんと分けたい、在宅ワークの場所が欲しい、二人で長く暮らしたい、親子二人で住みたい、来客に対応したい、趣味の道具を置きたいと考えたとき、もう1台分の余白が大きく効いてきます。20FEET×3台モデルは、この「もう1台分の余白」によって、タイニーハウスから長く住める小さな家へと性格が変わります。

20FEET×2台は、ミニマムに暮らす覚悟がある人に向いています。20FEET×3台は、小さく暮らしたいけれど、我慢の小ささではなく、選び取った小ささにしたい人に向いています。この違いはとても重要です。小さな家は、ただ狭い家ではありません。必要なものを選び、不要なものを削ぎ落とし、暮らしの密度を上げるための建築です。20FEET×3台モデルは、その考え方を住宅として成立させやすいバランスを持っています。

他の原型モデルとの同一性

20FEET×3台モデルは、20FEET×1台や20FEET×2台とは違う性格を持っていますが、MIKAN(未完)HOUSEとしての同一性は変わりません。すべてのMIKAN(未完)HOUSEに共通しているのは、完成された住宅をただ買うのではなく、建築の骨格を持った未完の状態から、自分の暮らしに合わせて育てていくという考え方です。

MIKAN(未完)HOUSEの原型モデルに共通する価値は、コンテナというモジュールを建築の単位として扱うことです。20FEETという寸法は、建築として非常に扱いやすい単位です。大きすぎず、小さすぎず、輸送しやすく、組み合わせやすく、施工計画を立てやすい。1台なら小さな基地、2台ならタイニーハウス、3台なら暮らしの輪郭を持った小住宅、4台以上ならより住宅らしい平屋や複合用途の建築へと展開できます。

つまり20FEET×3台モデルは、他の原型モデルと違う用途や広さを持ちながらも、MIKAN(未完)HOUSEの基本思想である「モジュール性」「セルフビルド性」「建築確認を前提とした現実性」「暮らしながら育てる自由」を共有しています。違うのは面積と暮らし方であり、同じなのは建築に参加する思想です。

42㎡という広さの意味

42㎡という広さは、タイニーハウスとしてはかなり魅力的な数字です。一般的な住宅から見るとコンパクトですが、暮らしを丁寧に編集すれば、単身者、夫婦二人、親子二人、二拠点生活、週末別荘、アトリエ付き住宅として十分に計画できる可能性があります。大きな家ではありませんが、狭すぎる小屋でもありません。この中間のサイズ感が、20FEET×3台モデルの最大の魅力です。

42㎡の家では、持ち物を無限に増やすことはできません。しかし、その制約は必ずしも弱点ではありません。何を持つか、どこで眠るか、どこに座るか、何を見て暮らすか、どこに収納するか、どこを外に開くかを考えることで、暮らしの輪郭がはっきりしてきます。大きな家では曖昧になりがちな生活の選択が、42㎡の中では自然と明確になります。

MIKAN(未完)HOUSE 20FEET×3台モデルは、小さな住宅を探している人、タイニーハウスに興味がある人、木造コンテナ住宅を検討している人、セルフビルドで家づくりに参加したい人、二拠点生活用の小さな家を建てたい人にとって、非常に現実的な選択肢になります。小さくても貧しくない。広くなくても豊かである。42㎡というサイズは、その思想を形にしやすい広さです。

デッキとつながる木造コンテナ住宅

20FEET×3台モデルでは、デッキとの関係が非常に重要です。42㎡の室内だけで完結させるのではなく、デッキや庭、森、海、空、里山の風景とつなげることで、建物は面積以上の広がりを持ちます。タイニーハウスにとって、外部空間は単なるおまけではありません。デッキは、室内と自然のあいだにあるもう一つの部屋です。

朝にコーヒーを飲む場所、夕方に椅子を出して風を感じる場所、友人を招く場所、植物を育てる場所、子どもが遊ぶ場所、犬が寝そべる場所、何もしない時間を過ごす場所。こうした外部空間があることで、42㎡の室内は小ささを感じにくくなります。特にMIKAN(未完)HOUSEのような木造コンテナ住宅では、木の外壁、黒いフレーム、大きなガラス、深い軒、ウッドデッキ、周囲の緑が一体になることで、建築と環境がつながる美しい風景が生まれます。

20FEET×3台モデルは、森の中のタイニーハウス、海辺の小さな別荘、里山の週末住宅、千葉や沖縄の二拠点生活、地方移住のためのコンパクト住宅としても相性が良いモデルです。建物だけでなく、土地、デッキ、外構、植栽まで含めて考えることで、MIKAN(未完)HOUSEはより強い魅力を持ちます。

Promotional poster for MIKAN HOUSE tiny homes: 20ft × 3, 42m², wooden cabin with glass walls and deck in a forest, with Japanese text and website.
20FEETX3台で作るタイニーハウスの原型モデル

木造コンテナという選択

MIKAN(未完)HOUSEの20FEET×3台モデルは、木造コンテナという考え方を前提にしています。コンテナ建築というと鉄の箱をイメージする人も多いですが、MIKAN(未完)HOUSEでは、コンテナ的なモジュール性と木造の温かさを組み合わせることが大きなテーマになります。コンテナには、運ばれること、組み合わされること、寸法が整理されていること、強い輪郭を持つことという物流的なDNAがあります。一方で、住宅には木の質感、光の柔らかさ、手触り、暮らしの温度が必要です。

木造コンテナ住宅は、この二つをつなぐ建築です。20FEETという明快な寸法を使いながら、木造の躯体、木の外壁、セルフビルドしやすい内装、デッキや外構との相性を持たせることで、工業的でありながら人間的な住宅になります。20FEET×3台モデルでは、この木造コンテナの魅力がよりはっきり現れます。1台では小屋的な強さが前に出ますが、3台になると住宅としての温度、暮らしの奥行き、外部空間との関係が見えてきます。

赤く染めた木の外壁、黒いフレーム、大きな開口、森に向かうデッキ、室内からこぼれる暖かい光。そうした要素が重なることで、20FEET×3台モデルは単なるコンパクト住宅ではなく、暮らしの美意識を持ったタイニーハウスになります。

セルフビルドとの相性

MIKAN(未完)HOUSEは、セルフビルドと非常に相性の良い建築です。ただし、ここでいうセルフビルドは、すべてを自分だけで行うという意味ではありません。建築には、プロが責任を持つべき部分があります。構造、基礎、雨仕舞、防水、電気、給排水、換気、断熱、確認申請、法規、地盤、搬入計画などは、安易に考えてはいけない重要な部分です。自由な家づくりほど、建築としての土台は正しくなければなりません。

そのうえで、使い手が参加できる部分があります。内装の仕上げ、壁の塗装、棚や家具の造作、照明の選定、床のメンテナンス、デッキの仕上げ、外構の一部、植栽、看板、暮らしながらの改良。こうした部分に自分の手を入れることで、住宅は単なる商品ではなく、自分の人生と関係を持つ建築になります。セルフビルドの基本については、セルフビルドとは|コンテナだからできる、建築を自分の手に取り戻す方法や、実際の進め方を整理したセルフビルド・DIYでコンテナハウスを作る|自分で仕上げる建築の始め方も参考になります。

20FEET×3台モデルは、セルフビルドの余白を持ちやすいモデルです。20FEET×1台や2台に比べて作業スペースや生活の余裕があり、最初からすべてを完成させなくても、段階的に育てていくことができます。まずは暮らせる状態まで整える。その後、棚をつくる。壁を塗る。デッキを育てる。庭をつくる。照明を変える。収納を工夫する。暮らしながら少しずつ手を入れていく。この時間の積み重ねが、MIKAN(未完)HOUSEの本当の価値です。

どんな人に向いているか

MIKAN(未完)HOUSE 20FEET×3台モデルは、小さな家に住みたいけれど、極端なミニマム生活までは望まない人に向いています。夫婦二人の平屋、親子二人の小さな住まい、単身者の二拠点生活、在宅ワークに対応した小住宅、アトリエ付き住宅、週末別荘、自然の中のタイニーハウス、小さな店舗や宿泊ユニットを考えている人に適しています。

逆に、大きな個室をいくつも欲しい人、大量の収納を必要とする人、大人数で常時暮らすことを前提にしている人には、このモデルは向かない可能性があります。MIKAN(未完)HOUSE 20FEET×3台モデルは、誰にでも合う万能住宅ではありません。むしろ、自分の暮らしを小さく、濃く、自由に編集したい人のための住宅です。

大きな住宅ローンを背負うより、身の丈に合った自由を選びたい。土地と建物を一緒に考えたい。家づくりに自分も参加したい。完成品ではなく、育てる家が欲しい。そう考える人にとって、20FEET×3台モデルは非常に強い選択肢になります。二拠点生活や住まいとしての考え方を深く見たい方は、住まい・二拠点生活の基地としてのMIKAN(未完)HOUSEもあわせてご覧ください。

住宅・別荘・店舗・宿泊施設への展開

20FEET×3台モデルは、住宅だけでなく、さまざまな用途に展開できます。住宅としては、1LDK、2DK的な小住宅、アトリエ付き住宅、二拠点生活の拠点、親子二人のコンパクトな住まいとして計画できます。別荘としては、森の中、海辺、里山、山の麓、離島など、自然環境とつながる小さな建築として魅力があります。

また、小さな店舗としても可能性があります。焼き菓子の販売所、予約制サロン、ギャラリー、アトリエショップ、小さなカフェ、地域の交流拠点など、42㎡というサイズは大きすぎない事業の始まりに向いています。最初から完成された店舗をつくるのではなく、営業しながら棚を増やし、デッキを整え、看板をつくり、庭を育てていく。そうした小さな事業の成長と、MIKAN(未完)HOUSEの未完性は非常によく合います。小さな商いとしての活用例は、木造コンテナスウィーツCAFEをセルフビルドでつくる|20FEET 2台から始まる小さな出店メイキングや、セルフビルドで初期投資と固定費を抑える小商い戦略にもつながります。

宿泊施設として考えた場合も、20FEET×3台モデルは魅力的です。1棟貸しの小さな宿、自然体験型の宿泊ユニット、二拠点滞在施設、ワーケーション対応のタイニーハウスとして使うことができます。特にデッキや外部空間と組み合わせることで、面積以上の滞在価値をつくることができます。

仕事場・アトリエとしての20FEET×3台

20FEET×3台モデルは、住まいと仕事場を近づけたい人にも向いています。1台を寝室や個室、1台をLDK、もう1台をワークスペースやアトリエにすることで、小さくても働く場所と暮らす場所を分けることができます。リモートワーク、設計事務所、デザイン事務所、写真・映像編集、文章を書く仕事、小さな工房、予約制の相談室など、集中できる小さな仕事場としても計画できます。

完成されたオフィスを借りるのではなく、自分の働き方に合わせて空間を育てる。机の位置、棚の高さ、照明、壁の色、外を眺める窓、気分転換のデッキ。そうしたものを自分の仕事のリズムに合わせて整えていくことができます。MIKAN(未完)HOUSEで仕事場をつくる考え方については、コンテナハウスでつくる小さな仕事場|オフィス・リモートワーク・アトリエのためのMIKAN HOUSEも参考になります。

建築確認と現実的な計画

MIKAN(未完)HOUSEは自由な建築ですが、自由であるためには現実をきちんと見る必要があります。20FEET×3台モデルを実際に建てる場合は、敷地条件、用途地域、防火地域、接道、建ぺい率、容積率、給排水、電気、地盤、基礎、搬入経路、法規制などを確認する必要があります。タイニーハウスやコンテナハウスという言葉には軽快な印象がありますが、建築として使う以上、法規と安全性を無視することはできません。

原型モデルは、どこにでもそのまま置ける魔法の箱ではありません。原型モデルは、具体的な土地に合わせて建築へ変換していくための基本形です。ここを正直に考えることが、MIKAN(未完)HOUSEの大切な姿勢です。簡単そうに見せることはできます。しかし、本当に大事なのは、安心して長く使えることです。プロが担うべき部分と、使い手が参加できる部分をきちんと分けることで、セルフビルドの自由と建築としての信頼性を両立させます。安心体制やIMCAの考え方については、MIKAN(未完)HOUSEを支えるIMCAの考え方|建築確認付きセルフビルドの安心体制もご覧ください。

20FEET×3台モデルはMIKAN(未完)HOUSEの中核モデルである

MIKAN(未完)HOUSEには、20FEET×1台、20FEET×2台、20FEET×3台、20FEET×4台、40FEETモデル、ワイドモデル、店舗モデル、宿泊モデル、アトリエモデルなど、さまざまな原型モデルがあります。その中で20FEET×3台モデルは、非常に重要な位置にあります。なぜなら、これは「小さいけれど暮らせる」というMIKAN(未完)HOUSEの価値を、もっともわかりやすく伝えられるモデルだからです。

20FEET×1台は尖った小さな基地です。20FEET×2台はミニマムなタイニーハウスです。20FEET×4台以上になると、より住宅らしい余裕が生まれます。その中間にある20FEET×3台モデルは、小屋ではなく、重すぎる住宅でもない、非常にバランスの良い原型です。住宅にもなり、別荘にもなり、仕事場にもなり、小さな店舗にもなり、宿泊ユニットにもなる。この多用途性が、20FEET×3台モデルの強さです。

42㎡という広さは、人が自分の暮らしを見直すのにちょうどよいサイズです。自分には本当に何が必要なのか。どこまで小さくできるのか。何をプロに任せ、どこに自分の手を入れるのか。何を所有し、何を手放すのか。どんな場所で、どんな朝を迎えたいのか。20FEET×3台モデルは、その問いを現実の建築として受け止めることができます。

まとめ

MIKAN(未完)HOUSEの原型モデル「20FEET×3台」は、20フィートサイズの木造コンテナを3台組み合わせてつくる、約42㎡のタイニーハウス型住宅モデルです。20FEET×1台の小さな基地性、20FEET×2台のタイニーハウス性を受け継ぎながら、住宅としての暮らしやすさ、収納、寝室、ワークスペース、デッキとのつながりを持たせやすいことが大きな特徴です。

このモデルの魅力は、小さく始められることです。しかし、小さいことは貧しいことではありません。余計なものを削ぎ落とし、本当に必要なものを選び、自分の手を入れながら育てていくことで、20FEET×3台の42㎡は濃い暮らしの器になります。MIKAN(未完)HOUSEは、完成品を買う住宅ではなく、暮らしながら完成へ向かう建築です。20FEET×3台モデルは、その思想がもっとも住宅らしい形で現れる原型モデルです。

小さな家を建てたい人、木造コンテナ住宅に興味がある人、タイニーハウスで暮らしたい人、二拠点生活の拠点を探している人、セルフビルドで家づくりに参加したい人、自然の中に小さな別荘を持ちたい人にとって、20FEET×3台モデルは現実的で、自由で、育てがいのある選択肢です。未完とは、可能性が残っているということです。42㎡の中に、暮らしの未来を入れる。20FEETを3つ並べるのではなく、人生の選択肢を3つ並べる。それが、MIKAN(未完)HOUSE 20FEET×3台モデルです。

よくある質問

Q. MIKAN(未完)HOUSEの20FEET×3台モデルは何㎡ですか?

A. 20FEETサイズの木造コンテナユニットを3台組み合わせることで、約42㎡のタイニーハウス型住宅として計画できます。ただし、実際の床面積や使える室内寸法は、壁厚、断熱、配置、屋根、デッキ、設備計画、敷地条件によって変わります。

Q. 20FEET×3台モデルは住宅として使えますか?

A. 敷地条件、用途地域、建築確認、給排水、電気、地盤、搬入経路などを確認したうえで、住宅として計画できます。コンテナハウスであっても、土地に定着して継続的に使う場合は建築として扱われるため、法規と安全性を前提に考える必要があります。

Q. 20FEET×2台モデルとの一番大きな違いは何ですか?

A. 一番大きな違いは、暮らしの余白です。20FEET×2台モデルは、ミニマムなタイニーハウスとして魅力がありますが、20FEET×3台になると、寝室、仕事場、収納、客間、趣味の部屋などを分けやすくなります。小さく暮らしたいけれど、長く使える現実性も欲しい人に向いています。

Q. 20FEET×1台モデルでは小さすぎますか?

A. 20FEET×1台モデルは、書斎、趣味部屋、離れ、アトリエ、小さな店舗、週末の基地としては非常に魅力的です。ただし、日常の住まいとして使うにはかなり割り切りが必要です。暮らしの場面を分けたい場合は、20FEET×2台または20FEET×3台の方が計画しやすくなります。

Q. 20FEET×3台モデルは二拠点生活に向いていますか?

A. 向いています。42㎡前後の広さがあれば、寝る場所、くつろぐ場所、仕事をする場所、荷物を置く場所を整理しやすくなります。都市の住まいとは別に、森、海、里山、郊外などにもう一つの拠点を持ちたい人にとって、20FEET×3台モデルは現実的なサイズです。二拠点生活の考え方は、住まい・二拠点生活の基地としてのMIKAN(未完)HOUSEでも紹介しています。

Q. セルフビルドではどこまで自分でできますか?

A. 内装塗装、棚づくり、家具、デッキ、外構、照明選び、仕上げの一部などは、セルフビルドで関わりやすい部分です。一方で、構造、基礎、建築確認、重要な設備、防水、防火、法規に関わる部分は、専門家が対応すべき領域です。MIKAN(未完)HOUSEでは、自分でやる部分とプロに任せる部分を分けて考えます。詳しくはセルフビルドとは|コンテナだからできる、建築を自分の手に取り戻す方法をご覧ください。

Q. 20FEET×3台モデルは店舗やカフェにも使えますか?

A. 可能性があります。焼き菓子店、小さなカフェ、ギャラリー、予約制サロン、アトリエショップ、地域の交流拠点など、42㎡というサイズは小さな事業の始まりに向いています。ただし、飲食店や宿泊施設などは、建築基準法だけでなく、保健所、消防、用途地域、設備条件などの確認が必要です。小商いの考え方は木造コンテナスウィーツCAFEをセルフビルドでつくるも参考になります。

Q. 木造コンテナと鋼製コンテナはどちらが良いですか?

A. どちらが上という話ではありません。鋼製コンテナは、鉄の強さ、シャープな外観、コンテナらしい存在感が魅力です。木造コンテナは、木の温かさ、加工のしやすさ、セルフビルドとの相性が魅力です。20FEET×3台モデルでは、住まいとしての温度感やデッキとの一体感を考えると、木造コンテナの魅力が出しやすくなります。

Q. 将来、増築や用途変更はできますか?

A. 可能性としては考えられますが、敷地、法規、構造、用途、設備条件によって判断が必要です。最初の計画段階で、将来の増設や用途変更の可能性を相談しておくと、無理のない計画を立てやすくなります。原型モデルは固定された完成品ではなく、土地や暮らしに合わせて発展させるための出発点です。

Q. まず何から相談すればよいですか?

A. 最初は、完璧な図面がなくても大丈夫です。「小さな家を建てたい」「二拠点生活の基地がほしい」「森の中にタイニーハウスをつくりたい」「小さな店を持ちたい」「セルフビルドで家づくりに参加したい」といった入口から始められます。敷地、用途、予算、セルフビルドで関わりたい範囲を整理しながら、20FEET×1台、2台、3台のどれが合うかを一緒に考えていきます。相談の入口はセルフビルド相談室をご利用ください。


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原型モデルからの展開方法

原型モデルは20FEET_木造コンテナを同方向に3本並べた単純な構成です。P LANINGの要領はそれぞれのユニット内に「設備的要素」などが綺麗に収まるPLANINGをすると、「あらかじめYARDで作り上げたコンテナ」をあなたの敷地に運ぶ時」接続工事が美しく、正しく、早く、問題を起こさずに設置出来ることになります。

そうでないと「繋ぐことができない」わけではありませんが、設置現場での作業が複雑になり、結果的に出来上がりが美しくできないことの原因になりかねません。計画時に担当設計員によく相談して下さい。

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